外断熱を学ぶ

結露をしない外断熱の仕組みとは

結露をしない外断熱の仕組みとは

結露をしない外断熱の仕組みとは 住宅にとって、最も回避しなければいけないことひとつが、建物の内部に水が入り込んで建材に腐らせないことです。
それを防ぐためには、雨が入り込まないよう完全に防水することと、外気温と室温に差が生じて、空気中の水蒸気が水となってしまう結露を防ぐことです。
結露は、断熱をすることが一番の対策ですが、特に外断熱が効果的です。
なぜかというと、外断熱であれば壁全体に断熱材を貼り付けることが出来るので、外気温が建物の中に伝わりにくくなるからです。
より具体的に言えば、断熱材は表面に露出しているわけではなく、外装材と水蒸気を排出するための通気層、そして建物の筐体の間に挟まれる形に貼り付けられることになります。
この工法ならば、夏の暑い空気も、冬の冷たい空気も断熱材によって遮られてしまうので、室温が一定となり結露が起こりにくくなります。
また、冷暖房を使用するときも、必要以上にエネルギーを消費しないので、節電効果も期待できます。

外断熱で結露を防ぐことでカビを防ぐこともできる!

外断熱で結露を防ぐことでカビを防ぐこともできる! 家を維持する時に、気をつけなければ行けないのは結露です。
結露の何が怖いのかというと、水滴が柱や壁、床に発生すると、湿った部分はカビや細菌が繁殖しやすい場所となります。
特に木材にカビが発生したときには、徐々に木材の耐久力を奪ってしまい、大きな力が加わっている柱や筋交いなどがその役目を果たせなくなってしまうのです。
本来ならば数十年も持つはずの家が、カビが生えることによって劣化が進み、それよりも早く倒壊の危機が訪れてしまいます。
結露を防ぐためには、水蒸気を含んだ暖かい空気が冷たい場所に触れることで発生します。
家の場合には外気温と室温の差があって、壁やガラスの表面で異なる温度の空気や建材が触れ合ってしまうことが引き金となります。
ですから断熱をして、異なる温度の空気や触れ合って結露が出来ないようにすればよいのです。
そのために理想的なのが外断熱です。
内断熱だと柱などがある場所には断熱が出来ませんが、外断熱であれば家全体を断熱材で覆うことが出来るので、断熱効果が高くより結露ができにくくなるのです。